回復に向けて

依存症の治療や回復には、ご家族の果たす役割が非常に大きいということが実証されています。また依存症者の回復を支援するご家族にとってもセルフケアがとても重要になります。
依存症の本人と密接にかかわる家族は以下のような影響を受けているケースが少なくありません。

  • ケア労働(本人の看病・世話・他の家族を支える事)
  • 身体面(不眠・動悸・胃腸障害・頭痛・怪我など)
  • 地域コミュニティーからの孤立(うわさ・非難を恐れる)
  • 感情面(不安・あせり・自責・不信・疑い・無力感・うつ・混乱)
  • トラウマ(外傷)体験(本人が普通でない場面を見る・暴力をうけるなど)
  • 信頼関係の崩壊(お金を取られる・物を売られる・責務の立替を求められる)
  • 本人の起こしたトラブルへの対処(借金・けんか・恋愛関係・雇用関係・退学処分など)
  • コミュニケーション不全(連絡が取れない・不機嫌・怖い・言い争いなど)
  • 司法(事件に発展する不安・逮捕・裁判)

これらの影響が生じているにもかかわらず、自分を後回しにしてしまうのは望まれることではありません。西洋の例えに「乾いた井戸で人に水を飲ますことは出来ない」
という言葉があるように、自身が充足していてはじめて他の人を助けることが可能となります。そこで当センターでは「ご家族も共に回復する」という考えの元、ご家族の方にも「家族支援プログラム」の参加を強くお奨めしております。依存症と言う病気をよく理解出来るようになること、ご本人に対する適切な対応や、コミュニケーションを行えるようになること、依存症から回復出来るということをご家族が信じられること、大切なテーマとしています。
また、家族会のグループがオープンであること、他の援助者や、治療機関とも連携が取れていることも重要です。グループに参加することで、ご家族に笑顔が戻り、本人同様、ご家族自身が仲間と出会い、回復を支援する為に必要な知識や情報を共有できる環境作りを心がけています。
グループで学んだことを実際の生活に活かせるようになるには、個別支援も必要になります、個別のカウンセリングを通して個々の問題を整理しながらグループに参加して頂けると、教育プログラムの効果が最大限に発揮されると考えています。
また緊急時等の対応に関しましても出来る限り対応させて頂きます。
当センターをご本人様が利用する、しないにかかわらず家族会にはご参加頂けますので是非ご活用下さい。

図2

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