「依存症家族から」・Nさん

「依存症家族から」GAIA家族会 Nさん

私が沖縄の琉球GAIA(以下GAIA)を知ったのは2013年11月の末頃でした。

長男夫婦がインターネットで探してくれました。

次男(薬物依存症者)は再就職がままならず、実家に帰ってきており、何とかしなくてはと焦っていた時でした。家で薬物を使って、長男夫婦に見つかってしまったからです。私は現場を見ていなかったのですが、家族は大変なショックでした。次男は喘息の持病があったので、この上薬物も加わったら、彼の生命はもたない、早死にしてしまう、大変、何とか病院に入れて止めさせなければの一心で、涙をボロボロ流しながら動き始めました。入院させられるような病院があれば海外でもどこでもいい!少し狂ったような感じにもなりました。

そんな中、家族がインターネットでナラノン【家族や友人などの薬物依存症によって影響を受けている人たちの為の自助グループ】を見つけてくれました。そこで薬物依存症は病気である、そして私は共依存であるということが何となくぼんやりと見えてきました。

次男はもうやらないからと口では言っていましたが、隠れて使っていました。その様子は「苦しい、助けてくれ」という叫び声であったように見えました。

家族の空気を読んでのことなのか、取り寄せてあったGAIAのパンフレットを見て、「俺、ここなら行くよ」といいました。GAIAの鈴木さんから「本人の意思がなければ入寮することはできません」と言われていたので、すぐに鈴木さんに連絡をとり、引き受けて頂くことになりました。想いが叶いました。

今、私は長男夫婦と孫と暮らしています。家族の空気は異常だったし、孫のことも心配だったので、本当にいい選択をしてくれたと思いました。彼も自分の意志で決めたのでそのことを褒めました。きっと素晴らしい人達に助けられると心の底からほっとしました。あまりにも早い決断だったので、1ヵ月後に私も沖縄に行きました。GAIAは家族的で皆さん明るく、沖縄という環境も素晴らしい。ここで回復し、暮らしてほしいとも思いました。

GAIAにつながって、GAIAのプログラムで1ヵ月、3ヵ月、6か月、1年間、とクリアしていることは、皆さんのお蔭と感謝しています。GAIA家族会で鈴木さんが「回復できることを信じれていますか?」家族の皆さんが信じていなければ、回復はありません。と言われたことがあったと思います。「本当かなぁ」と半信半疑の時もあったけど、今は、回復途中の坂道を登っている、そんな様子が見えてきます。今日一日使っていない。そのことが奇跡といってもいい位です。何回か東京に戻ると声を荒げていましたが、その度、もう1ヵ月我慢・・・もう1ヵ月我慢・・・と、GAIAの皆さんのお蔭で、何とかクリアしてきたのだと思います。家族会やナラノンのミーティングに行き、仲間と心からうちとけ合って話もできました。もしも薬物依存症という子供の病気がなかったら自分の生き方を問い直すこともなく、振り返ることなく、子供のことに何にも気付かず、自分の思うような期待をかけ、コントロールして、自分だけが正しい、前向きに生きていると思っていた鼻持ちならぬ人間のままであったろうと想像してしまいます。

子どもは段々と明るくなって、会話も弾むようになり嬉しい限りです。長男のお嫁さんの協力には感謝しています。

この先の人生、まだまだ沢山の問題と出会ってしまうこともあるでしょうけれど、覚悟をきめ、どんな問題からも逃げない自分になれるよう、これからも仲間と、そしてGAIAから離れず歩んでいこうと思っています。焦らず、比べず、明るく、元気に、ありのままに受け入れて、生きていてくれていることに感謝しつつ・・・

ありがとうございました。

お問い合わせバナー