仲間の体験談 Nさん

 

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はじめまして、依存症のNです。

私は3年6ヶ月前に刑務所を出所してガイアに入寮しました。その頃の私は今まで薬物によってたくさんの時間を失ってきたので早く社会に出て自立したい一心で、ただ焦りを感じていました。

とにかく薬だけ止まれば良いといった考えだけで、依存症と言う病気に対しては向き合おうとはしていませんでした。アルコールに対しての認識も甘く、自分はお酒を飲みながら仕事をして普通に生活が出来ると思っていました。

入寮している時もお酒をよく飲み、その事を正直に話す事がなかなか出来ませんでした。

そして6ヶ月入寮してアルバイトを見つけて一人暮らしになり、ガイアも通所になりました。

私は通所になる少し前位から、抗酒剤と言うお酒が飲めなくなる薬を服用していましたが、いつも考えている事はいかにスタッフの目をごまかして抗酒剤を飲まずにいれるか、といった事でした。

お酒を飲む為ならどんなアイデアも出てきたような気がします。スタッフからアルコールに問題が有ると言われても当時の私は自分のしている事は大した問題では無い、他の人よりお酒が好きなだけだと安易な考えをしていました。

それから少しして抗酒剤も飲まなくなり、ガイアに行く事も少なくなりました。

もうその頃には、朝仕事に行く前からお酒を飲むようになり、仕事中も帰宅後も常に飲むようになっていました。もう立派なアルコール依存症になっていました。自分でもそれに気付いていましたが、もうお酒を飲んでいないと人と会う事も話をする事も出来なくなっていました。朝起きるとお酒を飲み、そして職場に行ってトイレで吐くというのが日課のようになってしまいました。仕事も遅刻や欠勤するようになり結局辞めてしまいました。そうなると更に酷くなりアパートに引きこもって起きている時は常にお酒を飲んでいる状態となり、体重もガイアにいた頃より15キロも痩せてしまいました。

そういう状態でもお酒は止まらず、誰とも会わずにただお酒を飲んでいました。そのうち立ち上がることも辛くなり、横になりながら飲み続けるうちに腰に床ズレが出来る程に状態が悪くなり、生まれて初めてこのままでは死ぬか、死ななくても一生まともな生活を送る事が出来なくなると感じて、お酒をやめたいと思いました。そして施設長に話を聞いてもらい助けを求めました。

そして今、私はもう一度ガイアに通所して1年と少し経ちます。

毎日が充実していて薬やアルコールが無くてもとても楽しく過ごせています。私がガイアに来て学んだ事は、健康な体には健全な精神が宿るという事です。まず体を健康にして趣味や打ち込める何かを見つけ、薬やアルコールが無くても自分が楽しめる事を知る事が大切だと思います。そして仲間の大切さを学びました。一人で止める事は出来ないけど、同じ目標を持った仲間と一緒なら必ずクリーンでいられると・・・

これからも私は仲間達から離れずに共に回復して行きたいと思います。

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