仲間の声 ~メンバーの体験~ Tさん

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こんにちは薬物依存症のTです。今回は入寮してから今までの問題の発見から、どのようにしてその解決方法を見つけたかについて書きたいと思います。

【入寮から断薬まで】
僕は2003年10月より半年間ガイアに入寮していました。入寮理由は断薬をするという事だけでした。クスリから遠ざかればそれ以降の自分の人生は大した問題も起こらず生きていけるだろうとタカをくくっていました。確かに入寮中は、仲間との共同生活やミーティングの大切さや体を動かす事でストレスを発散する事、趣味を再発見する機会を与えてもらった事など後の人生に影響の大きいものを学びました。
しかし、退寮して元の生活環境に戻ると、クスリを使っていた時とあまり変わらない性格の問題が日増しに強くなり生きづらい感じがしてきました。退寮してから2年間は週1回決まったミーティング会場にしか行かず、分かち合いはその日のとらわれ事や人の事をおろすがけで、自分の内面にスポットを当てるような事はしませんでした。ですから表面的には何とか上手くやっているように見えましたが内面には恐怖と恨み(怒り)に包まれていてどうしようもなかったです。そんな事を続けているうちに闘病生活をしていた父が肺がんを発病し数ヶ月の命を医者より告げられました。

【問題を認める】
その時は、父が死んでしまうというショックもありましたが、それ以上に、これから父がいなくなってからどう生きていけばよいか(父は会社経営をしていたので)、自分が事業継承できるのか、まったく自信がなく不安感でいっぱいでした。クスリも止まって普通に生活が出来ているのに、なぜかそう感じてしまったのです。
ミーティングに行くたびに、父の病気の話と自分の不安感・恐れの話をしているうちにどうもこの不安感や恐れていることに問題が有るのではないかと感じ始め、次第にそれを何とかしなければ思いました。そうしないと生きていく希望(感覚)を持てなかったのです。

【問題を見つける・解決方法】
この生きづらさと恐れを何とか自分で解決したいと思っても、その問題の根本は何か、具体的解決方法をまったく思いつきません。ミーティングでこの問題を解決したいと話をしても何も変わらず、八方塞で時間だけがたち、気持ちばかりが先行し、益々状態は悪くなるばかりです。それまではなに問題があっても自分で考えて答えを見つけ行動するパターンでしたが、それだけでは解決しきれなかった。
その仲間は、回復のためにスポンサーシップを取りながら、ステップを実践していました。僕にも同じやり方をしてはどうかと提案しました。それまでスポンサーシップとかステップとか話しには聞いていたけれども、自分居はまったく関係がないと考えていたので、仲間からの提案には驚きを隠せませんでした。
しかし「父の死」に直面したことから、これからの人生において自分の中に柱を作りたいと願っていた自分にとっては藁にもすがる思いでした。

仲間で、スポンサーになってくれる人に、ステップを実践したいと正直に伝えました。

ここからが自分の本当の回復が始まったと思っています。

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