「RECOVERY ISLAND」・GAIA 阿部明

阿部明

RECOVERY ISLAND

琉球GAIA・阿部明

皆さんこんにちは、琉球GAIA(以下GAIA)スタッフの阿部 明です。

自分がGAIAにつながったのが平成16年の10月でした。

沖縄に来る決断をした理由の一つは、以前高校生の時に沖縄で初めての家族旅行をした時に人の温かさや沖縄の自然をまのあたりにしてものすごく感動をした事が心に残っていたからです。そうした沖縄の持つ独特な魅力に惹き付けられて自分は沖縄に来ました。

沖縄に来た初日の事を僕は今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。ちょうど夕食の用意を皆が手分けしてやっていました。メニューは焼きそばです(笑)。食卓に並んだ焼きそばを皆が笑顔で美味しいと言いながら楽しそうに食事をしている風景を見て、なんだか子供の頃に感じた懐かしい気持ちを思い出しホッとした気持ちになりました。

沖縄だったら「自分の第2の人生を歩む事が出来る」と根拠の無い確信が自分の中に持てた瞬間でした。その後、入寮・通所・OB・を経てGAIAのスタッフとして働き始めて4年が経とうとしています。自分がスタッフとして働きたいと思った理由は、自分が第2の人生とクリーンな生活を与えられた事を、今度は仲間たちに返して行きたいと思ったからです。昔の自分だったら与えられた事は、他人に返さないで自分だけが良ければ良いだろうという、自己中心的な人間でした。けれどそういった、病んでいる自分から健康的な自分に変われたという事が【与えられた】ことでもあり【気付かされた】事でもあります。

自分が変われた事の中で大きな要因となったのがサーフィンとの出会いだと思います。施設長が良く口にしていた「クスリに変わる何か(趣味や生きがい)を見つける事が大切だ」という言葉がありました。自分はそれがサーフィンだったと思います。

自分はストレスを感じたらその問題を見つめる事が怖くて、クスリを使って自分の気持ちをごまかしてきました。けれどハマれる趣味を持つ事で、仲間と楽しみながら自分の問題点と向き合う事が大切な事だと思います。そういった作業はなかなか一人ではやり辛く、仲間の中で色んな事を共有していきながら、少しづつ心を開き、徐々に信じる気持ちも育ち、そうした中で自分の回復像というものも徐々に見えてきました。当時の僕に回復して行く背中を見せてくれた施設長をはじめ、スタッフの方や先行く仲間には本当に感謝の気持ちで一杯です。なので自分もその経験を仲間に伝えていく事が自分自身にとっての埋め合わせでもあり、与えてもらった事を返す事でもあると感じています。

自分は沖縄に来る前は某有名ホテルで料理人をやっていたという以外な経歴もあり、料理を作ったり食べたりする事も好きな事の一つで、GAIAでの食事作りも率先してやっています。GAIAでは朝と夜の食事を仲間達が役割を分担しながら作ります。そういった経験をする事で一人暮らしをした時に自分でも自炊が出来る様になれればと思っています。それと食事をする時に、美味しいと思う瞬間は、幸せを感じる時でもあります。なので食事をする時は皆で幸せを感じる時間を共有する事が大切だと思います。食卓で食事をする事が幸せだと感じられる環境作りを心がけています。

クスリやアルコールを使っていた頃というのは味も感じれず、偏った食生活を送っていたと思うので、GAIAに来て食事をとると皆「美味しい」といって食べています。実際に自分もGAIAに来た初日の夕食の焼きそばを食べて「美味しい」と感じ自然と笑顔があふれてきました。普通の焼きそばの味だったんですが(笑)

今後もGAIAの料理は美味しいと言われるように料理の質も高めていきたいと感じています。どんな事でも楽しむ事、幸せを感じる事というのは回復には必要な事だと感じています。実際に自分も変われた事の中で幸せを感じる事や笑顔が持てる様になったからだと思います。

今GAIAのスタッフの仕事をしている中で心がけている事は、利用者(仲間)と共感し合い繋がりが持てるようにしています。繋がりを感じる事で心を開き、お互い言いづらい事でも話し合えるような関係作りが大事だと感じています。入所中は対人関係のスキルを学ぶ事も必要な事だと思います。沖縄という土地は自然も多いし、スピリチュアリティーを感じられる場所も多く点在します。回復(成長)するにはとてもいい環境だと思います。

沖縄という素晴らしい環境の中で、仲間との繋がりを大切にして、共に回復(成長)が出来る様な信頼関係を築いていければと思っています。

最後になりますが自分自身がまだまだ未熟な所がある中、今までのクリーンな生活を振り返ってみて感じた事は、自分は本当にいろんな人達に支えられているという事です。繋がりの中に身を置く事で自分はひとりでは無いんだと感じられるようになれた事が自分にとっての回復(成長)の第一歩だったと感じています。これからも感謝の気持ちを忘れず日々精進して、回復の軌跡を積み上げていきたいと思います。

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